プロジェクトのリモートミラーAPI

プロジェクトのリポジトリ設定で定義したプッシュミラーを「リモートミラー」と呼びます。これらのミラーの状態をクエリしたり変更したりするには、 リモートミラー API を使用します。

セキュリティ上の理由から、API レスポンスのurl 属性にはユーザー名とパスワードの情報が含まれません。

note
プルミラーは別の API エンドポイントを使用してこれらの情報を表示および更新します。

プロジェクトのリモートミラーの一覧

リモートミラーとそのステータスの配列を返します:

GET /projects/:id/remote_mirrors

リクエストの例

curl --header "PRIVATE-TOKEN: <your_access_token>" "https://gitlab.example.com/api/v4/projects/42/remote_mirrors"

応答例

[
  {
    "enabled": true,
    "id": 101486,
    "last_error": null,
    "last_successful_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
    "last_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
    "last_update_started_at": "2020-01-06T17:31:55.864Z",
    "only_protected_branches": true,
    "keep_divergent_refs": true,
    "update_status": "finished",
    "url": "https://*****:*****@gitlab.com/gitlab-org/security/gitlab.git"
  }
]

プロジェクトのリモートミラーを取得します。

GitLab 14.10で導入されました

リモートミラーとそのステータスを返します:

GET /projects/:id/remote_mirrors/:mirror_id

リクエストの例

curl --header "PRIVATE-TOKEN: <your_access_token>" "https://gitlab.example.com/api/v4/projects/42/remote_mirrors/101486"

応答例

{
  "enabled": true,
  "id": 101486,
  "last_error": null,
  "last_successful_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
  "last_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
  "last_update_started_at": "2020-01-06T17:31:55.864Z",
  "only_protected_branches": true,
  "keep_divergent_refs": true,
  "update_status": "finished",
  "url": "https://*****:*****@gitlab.com/gitlab-org/security/gitlab.git"
}

プルミラーの作成

プロジェクトAPIを使用してプルミラーを設定する方法について説明します。

プッシュミラーの作成

  • フィールドmirror_branch_regex GitLab 15.8 でmirror_only_branches_match_regexというフラグで 導入されました。デフォルトでは無効です。
  • GitLab 16.0ではデフォルトで有効
  • GitLab 16.2で一般的に利用可能に。機能フラグmirror_only_branches_match_regex を削除しました。プッシュミラーリングはデフォルトでは無効です。有効にするには、ミラーを作成するときにオプションのパラメータenabled を入れてください:
POST /projects/:id/remote_mirrors
属性種類必須説明
url文字列yesリポジトリのミラー先のURL。
enabledブール値いいえミラーが有効かどうかを決定します。
keep_divergent_refsブール値いいえ分岐参照をスキップするかどうかを決定します。
only_protected_branchesブール値いいえ保護されたブランチのみがミラーされるかどうかを決定します。
mirror_branch_regex 文字列いいえ正規表現を含みます。正規表現に一致する名前のブランチのみがミラーされます。only_protected_branches が無効になっている必要があります。

リクエストの例

curl --request POST --data "url=https://username:token@example.com/gitlab/example.git" \
     --header "PRIVATE-TOKEN: <your_access_token>" "https://gitlab.example.com/api/v4/projects/42/remote_mirrors"

応答例

{
    "enabled": false,
    "id": 101486,
    "last_error": null,
    "last_successful_update_at": null,
    "last_update_at": null,
    "last_update_started_at": null,
    "only_protected_branches": false,
    "keep_divergent_refs": false,
    "update_status": "none",
    "url": "https://*****:*****@example.com/gitlab/example.git"
}

リモートミラーの属性の更新

リモートミラーのオン/オフを切り替えたり、ミラーするブランチの種類を変更したりできます:

PUT /projects/:id/remote_mirrors/:mirror_id
属性種類必須説明
mirror_id整数yesリモートミラーID。
enabledブール値いいえミラーが有効かどうかを決定します。
keep_divergent_refsブール値いいえ分岐参照をスキップするかどうかを決定します。
only_protected_branchesブール値いいえ保護されたブランチのみがミラーされるかどうかを決定します。
mirror_branch_regex 文字列いいえ正規表現にマッチする名前のブランチだけをミラーするかどうかを指定します。only_protected_branches が有効な場合は動作しません。

リクエストの例

curl --request PUT --data "enabled=false" --header "PRIVATE-TOKEN: <your_access_token>" "https://gitlab.example.com/api/v4/projects/42/remote_mirrors/101486"

応答例

{
    "enabled": false,
    "id": 101486,
    "last_error": null,
    "last_successful_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
    "last_update_at": "2020-01-06T17:32:02.823Z",
    "last_update_started_at": "2020-01-06T17:31:55.864Z",
    "only_protected_branches": true,
    "keep_divergent_refs": true,
    "update_status": "finished",
    "url": "https://*****:*****@gitlab.com/gitlab-org/security/gitlab.git"
}

リモートミラーの削除

GitLab 14.10で導入されました

リモートミラーを削除

DELETE /projects/:id/remote_mirrors/:mirror_id
属性種類必須説明
mirror_id整数yesリモートミラーID

リクエストの例

curl --request DELETE --header "PRIVATE-TOKEN: <your_access_token>" "https://gitlab.example.com/api/v4/projects/42/remote_mirrors/101486"