コマンドラインを使用してファイルを作成・編集

コマンドラインからGitを操作する際には、Gitコマンドだけを使用すれば良いわけではありません。コマンドラインを最大限に活用するために、覚えておくべき基本的なコマンドがいくつかあります。

プロジェクトの開始

Gitプロジェクトをローカルで (自分のコンピュータから) コマンドラインを使用して作業するには、まず自分のコンピュータにクローン(コピー)する必要があります。

コマンドラインでファイルを操作

このセクションでは、便利で基本的なシェルコマンドの例を紹介します。詳細については、Webで_bashコマンド_を検索してください。

別の方法として、お好みのエディタ (IDE) やGitLabのユーザーインターフェースを使用してファイル編集も可能です。

共通コマンド

次のリストは、全ては網羅していませんが、最も一般的に使用されるコマンドの多くが含まれています。

コマンド 説明
cd NAME-OF-DIRECTORY ディレクトリに移動して作業する。
cd .. ディレクトリを1つ戻る。
ls カレントディレクトリにあるものをリストする。
ls a* aで始まるカレントディレクトリにあるものをリストする。
ls *.md .mdで終わるカレントディレクトリにあるものをリストする。
mkdir NAME-OF-YOUR-DIRECTORY 新規ディレクトリを作成する。
cat README.md 作成済みのテキストファイルの内容を表示する。
pwd カレントディレクトリを表示する。
clear シェルウィンドウをクリアする。

カレントディレクトリにテキストファイルを作成

コマンドラインからREADME.mdのようなテキストファイルを作成する方法は、次の通りです。

touch README.md
nano README.md
#### ADD YOUR INFORMATION
#### Press: control + X
#### Type: Y
#### Press: enter

ファイルやディレクトリの削除

ファイルやディレクトリを削除することは簡単ですが、注意が必要です。

危険: ファイルを完全に削除します。
rm NAME-OF-FILE
危険: ディレクトリとそのすべてのコンテンツを完全に削除します。
rm -r NAME-OF-DIRECTORY

履歴からのコマンドの表示と実行

コマンドラインから実行した全てのコマンドの履歴を見ることができ、必要に応じて再度実行できます。

まず、以前に実行したコマンドを一覧表示します。

history

次に再実行するコマンドを一覧から探して、コマンドの横にある数字(例えば123)を調べます。そして、以下のようにして同じコマンドを実行できます。

!123

管理者権限のないアカウントでのコマンドの実行

すべてのコマンドをコンピュータ上の一般ユーザーのアカウントから実行できるわけではありません。システムに影響を与えるコマンドを実行したり、保護されたデータにアクセスする際には管理者の権限が必要になる場合があります。 sudoを使用してこれらのコマンドを実行できますが、管理者のパスワードを要求される可能性があります。

sudo RESTRICTED-COMMAND
注意: sudoで実行するコマンドには注意してください。 コマンドによっては、データやシステムが損傷する可能性があります。

Gitタスクフローのサンプル

Gitを使いこなせていない人は、タスクフローのサンプルを見れば、コマンドのベストプラクティスを理解できます。