変数の使用
クエリ変数
"{{ci_environment_slug}}"
(GitLab12.7で追加)のように、二重中括弧を使って変数を指定することができます。
GitLab13.0で"%{ci_environment_slug}"
フォーマットのサポートが削除されました。古いフォーマットを使い続けるクエリではデータが表示されません。
定義済みの変数
GitLabはPrometheusクエリでCI変数の限られたセットをサポートしています。 これは、例えばci_environment_slug
。サポートされている変数は次のとおりです:
ci_environment_slug
kube_namespace
ci_project_name
ci_project_namespace
ci_project_path
ci_environment_name
__range
_範囲
__range
変数は、Prometheus の範囲ベクトルセレクタで有用です。この変数の値は、ダッシュボードの時間範囲の合計秒数です。例えば、ダッシュボードの時間範囲が 8 時間に設定されている場合、__range
の値は28800s
となります。
ユーザー定義変数
変数はカスタムダッシュボードのYAMLファイルで定義できます。
URLからのクエリ変数
GitLab 13.0から導入されました。
GitLab は URL パラメータによるカスタム変数の設定をサポートしています。 変数名を二重中括弧 ({{example}}
) で囲むと、クエリの中で変数を補間することができます:
avg(sum(container_memory_usage_bytes{container_name!="{{pod}}"}) by (job)) without (job) /1024/1024/1024'
このクエリのURLは次のようになります:
http://gitlab.com/<user>/<project>/-/environments/<environment_id>/metrics?dashboard=.gitlab%2Fdashboards%2Fcustom.yml&pod=POD