制限付きディレクトリへのパス名の不適切な制限 (Path traversal)

説明

この脆弱性は、URL エンドポイントのパラメータにペイロードを挿入することで悪用され、任意のファイルを読み取ることが可能です。この脆弱性は、機密ファイルの読み取り、他のユーザのデータへのアクセス、更なるシステムアクセスのための悪用に悪用される可能性があります。

対処法

ファイルシステムとやりとりするためのパスやファイルを作成する際に、 ユーザの入力を使用すべきではありません。これには、ユーザーのアップロードやダウンロードによって提供されたファイル名も含まれます。

可能であれば、ユーザーや他のシステムコンポーネントから提供されたファイル名に直接アクセスするのではなく、ファイル名をハッシュ化し、データベースやデータストアでハッシュ化されたファイル名を参照することを検討してください。

まれにアプリケーションでファイル名を扱う必要がある場合は、言語が提供する機能を使用して、提供された値のファイル名部分のみを抽出してください。ユーザー入力によるパスやディレクトリ情報を使用しようとしてはいけません。

詳細

ID集計CWE種類リスク
22.1false22アクティビティ高い