アクセシビリティ・テスト
GitLab 12.8で導入されました。
アプリケーションがウェブインターフェースを提供し、GitLab CI/CDを使用している場合、保留中のコード変更のアクセシビリティへの影響を素早く判断することができます。
概要
GitLabは、Webサイトのアクセシビリティを測定するためのフリーでオープンソースのツールであるpa11yを使用しており、シンプルなCIジョブテンプレートを構築しています。 このジョブは、分析された各ページのアクセシビリティ違反、警告、通知をaccessibility
というファイルに出力します。
アクセシビリティマージリクエストウィジェット
作成されるレポートアーティファクトに加えて、GitLabはマージリクエストウィジェットエリアにもアクセシビリティレポートを表示します:
アクセシビリティ・テストの設定
この例では、GitLabAccessibility Dockerイメージを使って、GitLab CI/CDでコード上でpa11yを実行する方法を示します。
GitLab 12.9以降では、a11y
ジョブを定義するには、以下のようにGitLabインストールに含まれるAccessibility.gitlab-ci.yml
テンプレートを含める必要があります。
.gitlab-ci.yml
ファイルに以下を追加してください:
stages:
- accessibility
variables:
a11y_urls: "https://about.gitlab.com https://gitlab.com/users/sign_in"
include:
- template: "Verify/Accessibility.gitlab-ci.yml"
CI/CDパイプラインにa11y
ジョブを作成し、a11y_urls
で定義されたウェブページに対してPa11yを実行し、それぞれのHTMLレポートを作成します。
各URLのレポートは、ブラウザで直接閲覧できるアーティファクトとして保存されます。
単一のgl-accessibility.json
アーティファクトが作成され、個々の HTML レポートとともに保存されます。 これには、スキャンされたすべての URL のレポート データが含まれます。
accessibility.json
。CIコンフィギュレーションでPa11yにコンフィギュレーションを渡すことはまだできません。 何かを変更するには、テンプレートをCIファイルにコピーして、必要な編集を行ってください。