Raspberry Piでの実行

GitLab Community EditionをRaspberry Pi上で動かすには、最新のPi 4と4GB以上のRAMが必要です。Pi 2やそれ以下のリソースでもGitLabを実行できるかもしれませんが、お勧めしません。CPUとRAMが不十分なため、古いPi用のパッケージは用意していません。

サポートされているアーキテクチャはarmhf だけです。arm64 のサポートについては、このエピックをご覧ください。

スワップの設定

新しいPiでも、最初に変更したい設定は、スワップ領域を4GBに拡張して、デバイスが十分なメモリを利用できるようにすることです。

Raspbianでは、スワップは/etc/dphys-swapfile で設定できます。利用可能な設定についてはman ページを参照してください。

GitLabのインストール

GitLabをインストールするには、GitLab公式リポジトリを使うのが推奨され、サポートされています。

Raspberry Pi公式ディストリビューションのみがサポートされています。

公式リポジトリからGitLabをインストール

インストールページにアクセスし、Raspberry Pi OSを選択し、指示に従ってGitLabをインストールしてください。

GitLabの手動ダウンロード

Raspbian以外のDebianベースのディストリビューションを選択している場合は、手動でGitLabをダウンロードしてインストールすることができます。

実行中のプロセスを減らす

PiがGitLabを動かすのに苦労していると感じたら、実行中のプロセスをいくつか減らすことができます:

  1. /etc/gitlab/gitlab.rb を開き、以下の設定を変更してください:

    # Reduce the number of running workers to the minimum in order to reduce memory usage
    puma['worker_processes'] = 2
    sidekiq['max_concurrency'] = 9
    # Turn off monitoring to reduce idle cpu and disk usage
    prometheus_monitoring['enable'] = false
    
  2. GitLab を再設定します:

    sudo gitlab-ctl reconfigure
    

その他の推奨事項

いくつかの設定でGitLabのパフォーマンスを向上させることができます。

適切なハードドライブを使う

GitLabは、SDカードではなくハードドライブから/var/opt/gitlab 、swapfileをマウントすることで最高のパフォーマンスを発揮します。USBインターフェイスを使って外付けハードドライブをPiに取り付けることができます。

外部サービスの利用

GitLabを外部のデータベースや Redisインスタンスに接続することで、Pi上でのGitLabのパフォーマンスを向上させることができます。