Raspberry Piでの実行

Omnibus GitLab 13.1 で Debian Buster のサポートが追加されました。

Raspberry PiでGitLab Community Editionを実行するには、最新のPi 4と4GB以上のRAMが必要です。 Pi 2やそれ以降の低リソースでもGitLabを実行できるかもしれませんが、お勧めしません。 古いPiではCPUとRAMが不十分なため、パッケージは提供していません。

サポートされるアーキテクチャはarmhfのみです。arm64 のサポートについては、このエ ピックを参照してください。

スワップの設定

新しいPiであっても、最初に変更したい設定は、スワップ領域を4GBに拡張して、デバイスが十分なメモリを利用できるようにすることです。

Raspbianでは、swapは/etc/dphys-swapfileで設定できます。 利用可能な設定については、マニュアルページを参照してください。

GitLabのインストール

GitLabをインストールするには、GitLabの公式リポジトリを使うことが推奨され、サポートされています。

RaspberryPiの公式ディストリビューションのみがサポートされています。

公式リポジトリからGitLabをインストールします。

インストールページにアクセスし、Raspberry Pi OSを選択し、指示に従ってGitLabをインストールしてください。

GitLabの手動ダウンロード

Raspbian以外のDebianベースのディストリビューションを選択している場合は、手動でGitLabをダウンロードしてインストールすることができます。

実行プロセスの削減

PiでGitLabを動かすのに苦労している場合は、実行中のプロセスをいくつか減らすことができます:

  1. /etc/gitlab.gitlab.rb を開き、以下の設定を変更します:

    # Reduce the number of running workers to the minimum in order to reduce memory usage
    puma['worker_processes'] = 2
    sidekiq['concurrency'] = 9
    # Turn off monitoring to reduce idle cpu and disk usage
    prometheus_monitoring['enable'] = false
    
  2. GitLabを再設定します:

    sudo gitlab-ctl reconfigure
    

その他の推奨事項

いくつかの設定でGitLabのパフォーマンスを上げることができます。

適切なハードドライブの使用

GitLabは、SDカードではなくハードドライブから/var/opt/gitlab 、swapfileをマウントすることで最高のパフォーマンスを発揮します。USBインターフェイスを使って外付けハードドライブをPiに取り付けることができます。

外部サービスの利用

GitLabを外部のデータベースやRedisインスタンスに接続することで、Pi上でのGitLabのパフォーマンスを向上させることができます。